宮城県へ行ってきたよ。 ~物資編~
5/3に宮城県亘理郡山元町に行ってきた、はいいけれど、
いったい何をしに行ったのか…それは…、
NPO法人まちづくり計画のやきそば隊に合流させてもらい、
賛同者の皆さんから寄付して頂いた物資を配ったり、
やきそばを焼いて食べてもらったりしに行ったのです!

まちづくり計画仙台ベースのブログ
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当初は私は参加する予定ではなかったので、
両親が所有している寸胴鍋の貸し出しと、
私が心を込めてこねこねしたぬか床の提供を申し出ていたのですが、
(お新香食べてないわ~との呟きを担当者がキャッチ!)
どうやらいけそうなので、出発日に行けそうですけど乗れますか?
と無理やりスペースを空けてもらったという(笑)
迷惑な人で本当にすみません。。。

全国あちこちから集まった、
リンゴやネギ、玉ねぎ、シイタケ、長いも等々
車がちょっと沈んでるくらいの物資を持って出発。

現場は毎日状況が変わる、という噂とおり、
28日まで200人避難されていた避難所でしたが、
半分以下になっているとの事。
持ってきた物資で焼そばその他を振舞うにはとんでもない量…
食材を受け取ってほしくても、避難所で受け取れる食料品は、
調理の必要のないもの、とのことで、
リンゴとバナナ、それから納豆を受け取っていただき、
急遽、仮設住宅に移動しました。

仮設住宅では、調理が必要な物も受け取っていただけました。
ちょっとホ。
葉物は中々手に入りにくい等、ようやく少し欲しいもの情報ゲット。
本当に、皆さん教えてくれません!
好きな食べ物の話や、最近食べてないものの話は、
楽しくしてくれるのですが、
いざ、じゃあ、何が欲しいですか?と聞くと、途端に、
 来てくれるだけで…、
 今日こんなに持ってきてくれたんだから…、
 私たち(この避難所には)は大丈夫よ…、
と、古き良き日本の形大爆発です。
きっと宮城県の方々は車にひかれて大丈夫ですか?と聞かれたら、
反射的に、大丈夫です!と、最高の笑顔で答えてしまうに違いない。
もっとゆる~くぬる~く、今日はちょっとしんどいとか、鍋がないとか、
(仮設に入ったは良いけど調理器具がない方もいらっしゃいました)
教えてほしいものです。
そう、私たちを助けるつもりで。

焼そばと豚汁、漬物盛り合わせを作っては配り。
そのうち肉が終わってしまい m(_ _;)m
キャベツ焼そばと具沢山みそ汁になってもめげずに作り、
前回、とんちゃんが食べたい!という子供の声にこたえて、
今回とんちゃんを用意したのだけれど、
参加者全員の食べ方が全く一致せず、仕方がないので、
現地のお父さんにどうやって食べますかこの辺では?
と聞いたら、焼いて、配ってくれました。
そういえばお新香を切っていた時、
現地のお母さんに、お新香持って行って~。と声をかけたら、
手伝うわ~。と、主婦のプロ、包丁技を披露してくれました。
ひとくくりにボランティアと言ってしまうと、
こういうエピソードはどうしたら?とも思ってしまったし、
持って帰って皆で食べて欲しかっただけなのに~、
と、最初は思ったんですよ。
でも、おかげで凄く良い時間が過ごせたように思います。
持って帰ってと言っても受け取ってくれなかったお父さんが、
じゃあこっそりつまみ食いしてください、と、
一切れのキュウリをいたずらっ子みたいにぱくっと口にして、
笑顔を見せてくれたり、
包丁、50日ぶりに握ったわ、と嬉しそうに腕をふるうお母さん。
バーベキュー広場の共同炊事場にいるような、
同じ目的を持っている空気。

結局またしても、どっちが助けてもらったのか、
不思議な温かい気持で帰ってきてしまいました。

ありがとう、宮城県の人々よ!

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